【想いあふれるお葬式】 最後の1ページ

お葬式ブログ

今日は恩師の話をさせていただきます。

中学時代 私の担任だった先生からは人として大切なことをたくさん教わりました。
今の私がこうしていられるのも先生のおかげです。

中学時代から先生の家に泊まらせていただき、夏休みには先生の田舎にも連れて行ってもらいました。

会うたびにいつもいろいろな話をしてくださいました。

「お前の一番いい所は、仲間を大切にすること、仲間を想うことだな」

と温かく言われたことは今でも忘れません。

先生の教えは学校の教科書にはない心の教科書だと思っています。

私がこの道に進むときに先生からいただいた言葉に
「人の人生には一冊の本になるぐらいの物語がある」
けしていい加減な仕事はするなよといただいたことはこの先も守っていきたいと思います。

写真の祭壇は、葬儀屋である私が
先生にご自分の最後のときの送り方を相談され
先生と考えて作らせていただいたものです。

祭壇上の「本の1ページ」は先生に書いていただいた詩です。

先生同様、常日頃より面倒を見てくださった奥様から葬儀の際に 
「教え子と作った祭壇、誰よりも可愛がっていた教え子に送られて主人も喜んでいると思うわよ。」
と言われたときは涙が止まりませんでした。

先生に言葉をかけるなら「ありがとう」の一言しかありません。

先生、本当にありがとうございました。
先生からいただいた心の教科書は私の宝物です。

合掌