【想いあふれるお葬式】思いを込めて折った折り紙

お葬式ブログ

今日は温かいご葬儀のお話をさせていただきます。

一般的に葬儀というとお寺の住職を呼んでのお葬式(仏式)と思う人が多いのではないでしょうか。

葬儀には仏式・神式・キリスト・無宗教等いろいろな形式があります。友人葬も仏式のひとつで、お寺さんを呼ばないから無宗教ということではないということを覚えておきましょう。焼香やお線香・仏具を使う形式は仏式に当たります。

ご家族様の希望はご入院も長かったこともあり葬儀に予算をかけず一日で形式にこだわることなくお別れがしたいということでした。

予算に関しては市民福祉葬の制度を利用し、形式はご家族様と相談して納棺・故人様を囲んでの折り紙・折り紙入れ・出棺という進行になりました。

故人様の好きだった石原裕次郎の曲を聴きながら故人様を囲んでの式となりました。折り紙を折りながら故人様に声をかけられたり、故人との思い出話をされたりしていまいした。途中お孫さんが(じいじい)と言って折り紙を故人様の顔の上に投げ入れてしまったときはご家族様も笑ってしまうエピソードもあり和やかなひと時でした。

出棺前に想いを込めて作った折り紙を故人様に感謝を伝えながらお棺をお花の代わりに折り紙でいっぱい飾り付け、ご長男様が書いたお手紙を胸元に収めての一日葬。

「思いを込めて作った折り紙」「故人様が大好きだった石原裕次郎」「ゆっくりと家族で過ごせたお別れの時間」「一日で送る家族葬」ご家族様が作り上げた葬儀は心のこもったほんとに温かい葬儀でした。この度、葬儀のお手伝いをさせていただいたご家族様に一番大切なことはその人を想う気持ちそのことにつきると実感させていただきました。

「想いから作り上げる葬儀」、葬儀にはいろいろな形式があります。一度ご家族で話をすることも大切なことなのではないでしょうか。