【想いあふれるお葬式】駐車場での最後のお別れ

お葬式ブログ

ご家族様との打ち合わせで親愛セレモニーホールにて家族葬として決まり日程を決める時でした。

ご家族様から
「どうしても最後に、入院中のお母様を亡くなったお父様に会わせたいので、日程と時間はお母様の外出日にしたい」とご希望を伺いました。

故人様と奥様は買い物に行くときも一緒。定期的に二人で旅行にいくなど近所でもおしどり夫婦として知られていたとこと。
奥様が体調を崩してからは故人様が渾身的な介護をされていましたが、そのお父様が先に亡くなってしまったとのことでした。

お母様の体調も思わしくなかったため外出許可が下りませんでしたが、ご家族様の熱意に施設の方も応えてくださり、施設の駐車場で30分だけのお別れをさせていただくことになりました。

施設側の説明で時間は30分。
黒の霊柩車はNG、喪服ではない服装と説明を受け、出棺はグレーのエイティマを使い、私も普段着で施設の駐車場に向かいました。
到着後、故人様と奥様、看護師、3人でのお別れ。その光景を見たときには本当に胸が熱くなり、30分という時間がこんなに短いと思ったことはありません。

どんな飾り付け、お経よりも故人様もきっと喜んでいると思いました。
お母様が一日も早く病気が治って長生きすることが、故人様の何よりの供養だと思います。
改めて人の絆というものを教えさせていただきました。

今後も責任ある行動をもって葬儀の手伝いをしていきたいと思います。