今回は草加市市民福祉葬にて私が担当して執り行ったお葬式の話をさせていただきます。
「俺の葬儀は祭壇も花もお経もいらない。最後はお前たちだけで送ってくれればいいからな。」
という故人の遺志を尊重し家族5人で執り行ないました。
告別式では大きな写真を祭壇に飾り、家族一人一人が心を込めて書いた手紙を読み上げました。
家族の皆様の手紙はそれぞれの方の思い出や感謝がつづられ、故人様の何よりもの供養になると感じました。
家族皆様の手紙はそれぞれ感動的でしたが、特に印象に残ったのはご長男様が涙をこらえて読まれた手紙でした。
感謝の気持ちが読み手の感情とともに非常に伝わるものでした。
手紙を通して語りかけられた最後の言葉を天国で聞いた故人様は家族それぞれの思いを受け取り
「私の望む葬式だったよ。」と言われていると思います。
ご長男様の姿を見て改めて絆の大切さいろいろなことを学ばせていただきました。
これからも故人様の意志、ご家族様の希望に寄り添った葬儀のお手伝いを全力でしていきたいと思います。
一日も早くご家族様が悲しみから立ち直れますことと、故人様のご冥福をお祈りいたします。