今日はご供養の仕方の五供(ごく)について少しお話させていただきます。
仏教にはお線香を備える供養の仕方だけではなく五つの供養の仕方があります。
- お線香を焚く(香供養)
仏さまにお線香を焚くことでその香によって自身の身体や心を清める香供養 - お花を供える(花供養)
仏さまにきれいなお花を供えることによって自身の心もお花のように清く生きること。命の大切さを仏さまに教えていただく花供養 - お水を供える(浄水供養)
生命にとって一番大切なお水を供えることによって仏さまの清らかな心に洗われたいとの気持ちでお供えをする浄水供養 - 明かりを灯す(灯燭供養・とうしょく)
仏さまにローソクを灯すとともに自身の気持ちも引き締めて今日も一日明るく見守ってくださいという思いから行う灯燭供養 - ご飯を供える(飯食供養・おんじき)
仏さまにご飯や生前好きだった食べ物を感謝の気持ちを込めて供える飯食供養 ※この際注意することは生ものや殺生を連想させるものは避けることです。
以上のように供養はいろいろな意味を持っています。仏さまを大切にすることによって自身も人として学び一日を大切に清く生きて行きましょう。