【お葬式の知恵袋】 宮型霊柩車を最近みかけない理由

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今日は宮型霊柩車の話を少しさせていただきます。宮型霊柩車とは屋根のついた霊柩車のことです。宮型霊柩車の起源は、輿を荷台に載せて運んだのがはじまりでその輿をイメージして作られたのが宮型霊柩車と言われています。

この宮型霊柩車を見かけなくなったね聞かれる時があります。確かに、昭和の時代は霊柩車は宮型霊柩車が一般的でした。私が子供の頃は霊柩車を見ると大体が屋根付きで、霊柩車を見ると、縁起が悪いということで急いで親指を隠したことを思い出します。

近年、宮型霊柩車がなぜ減っているのでしょう。

それは、宮型霊柩車が直接的に葬儀を連想してしまうということから、式場を建設する際に説明会で近隣住民の条件の一つとして、宮型霊柩車を利用しないことを挙げることが増えていることが挙げられます。また、火葬場でさえ宮型霊柩車使用を禁止しているところも多くあります。

つまり、宮型霊柩車を見かけなくなった理由は、喪主様の意見ではなく、式場や火葬場が近隣住民に配慮した結果使用されなくなっているのだと考えます。